この秋、一番泣ける映画かもしれない。映画「今会いに行きます」のスタッフが取ったというだけあって、とてもやさしい映画に仕上がっている。映画が始まってすぐから、もうほろほろ涙が出てくる、こんなんじゃあ、ラストはどうなるか・・・?などと考えながら、見ていた。にーにとかおるの兄妹、純粋で、とても人のよさげなにーに役には妻夫木くん、母との約束を守って、妹を守るけなげで、素直なおにいちゃんを好演していた。そして、妹かおるには、長澤まさみ、彼女の天真爛漫な演技は、彼女しかできないかも。悲しいときは鼻をつまんで泣くのを我慢する、そんなシーンに思わずもらい泣き。仲のよい兄妹に訪れた突然の・・・。あまりにも、それはあっけないもの、必死に泣くのを耐えているかおるに、おばあちゃんが言った一言で、またもぼろぼろに泣けてしまった。あ、今、これを書きながら、そのシーンを思い出しただけでもうるうる。エンディングの歌が終わるまで、涙を乾かしてから、席を立ってね。ラストの幼い兄妹のすがたがとても印象的。ティッシュと大き目のハンカチが必需品です。