ブロガー向けの試写会、ということで、さっそく見てきました。
アフリカが干ばつに襲われた1984年、エチオピアでユダヤの民が出エジプト記に記されたエルサレムへの帰還を夢見て、エチオピアからスーダンへ、そしてイスラエルへ。
そこに、エチオピア人の母子が彼らと同じスーダンの難民キャンプへ。そこで母は自分の子供を子供を亡くしたばかりのユダヤの女性とともに脱出させる。その後の少年の、人種を偽り続ける人生の苦悩と母親への思慕を描く。言葉も文字もわからない、異国の地で、言葉や文字を覚える努力はすごいと感心してしまう。そして、人種や宗教の差別など、いろいろと考えさせられることもある。そして少年は大人になってアフリカの地に。ラストはもう涙があふれてしまった。日本ではなじみの薄い宗教が下敷きになっているので、わかりずらいところもあるが。
で、映画のセリフがけっこう長かったりするのだが、バックが白地で白文字の字幕、ちょっと見ずらいかな。いい映画だけにそれが残念。