これ、チョッと見たかった映画。息子がこの本が結構好きだったので、見てみたいなと思っていた。
中学生野球もの、といえばいいのかな?そういえば、この年代の野球ってあまり描かれていないよね、そのためか、すっごく新鮮に感じた。高校野球やプロ野球など、けっこう重い精神論や試合中心の勝ち負けのストーリーが多いけど、この映画は、野球はすっごく楽しいぜ! !ってことがすごく伝わってくる。
出演者、とくに巧くんなんかはとっても映画いや原作のイメージに近い子を見つけてきたなと思うし、フォームもとってもきれいだし、みていて気持ちがいい。それでいて、ピッチャーの感情表現がすごく素直に現れているし。
お母さんが、病弱の弟青波にべったりという感じで、でもこのお母さんの気持ちもわかるし、そんな孤独な巧の気持ちもおじいちゃんはしっかりわかっているし。そして、中学の同級生との野球、野球は楽しいからやるってのがすっごく伝わってくる。そしてクライマックスの
お母さんと巧には思わずうるうる。ストーリー展開も、つくりかたもとっても丁寧に仕上げていると感じられる映画。最近原作ものの映画化が多い中で、原作のイメージを壊さずに映画化している映画といえるかも。原作はまた読んでいなかったので、さっそく読みたくなった。封切りされたら見にいきたいかな。