1970年代にアフリカのウガンダのアミン大統領と、その側近の医者だったスコットランドの若者のものがたり。どうも実話をもとに作成されているらしい。アミン大統領というと、その頃報道されていたニュースなどで、随分と怖い人って感じがしていた人物。そんなに怖い人がなぜずっと大統領のままだったのか、ようやくそのなぞが解けたって感じ。
若い白人医師が、ふとしたことで、自分の行きたいところに行こうと、決めたところがウガンダ。ただ、彼にはどこか目的意識の無い漫然とした生活、そしてどこか心のそこではアフリカ人を見下げているのではないかという感じがする。だからなのだろうか、アミン大統領がちやほやするのをいいことに、頭に乗ってきたのか?そしてアミン大統領の恐怖政治、ころころ変わるアミンの言葉と白人医師の立場、見ていくうちにはらはらどきどき。
そして、クライマックスのあのシーンは思わず目をそむけそうになるくらいすさまじい、こんなこと本当にやっていたのか!!!!??
そして、ラストは思わず「おねがーーーい! ! !}と祈らずにいられなかった。あまり期待せずに見にいったのだが、思った以上に見ごたえのあった映画。ただ、すっごいシーンがありますので、覚悟して見にいってくださいね。