虫の映画?ってことで、なんかぞわぞわ怖そうな映画、見てきました。
アメリカ郊外のモーテルに住んでいるアグネスには、最近仮釈放されたDVの夫がいる。また、友人を通して、ちょっと変わった男性、ピーターと知り合い、一緒に住むことになった。
うーん、この夫と、ちょっと変わった男性、どちらと一緒に住むか、すっごく究極的な選択だなあ。自分ならどうする?ってどちらも嫌なんだけど・・・。
この変わった男性、ピーター、最初はちょっと変わっている感じってところだったのだが、次第に、虫が気になりだす。気になりだすと、もうだんだんとエスカレートしていく。たしかに、気になりだすと、どうしようもないっていう性格、mikiにもあるし、エスカレートしていきそうなところって、わかるんだけど、それが突如すっごい行動に走り出す。そんな行動を見ているこっちまで、うわっっっって感じになってしまう。
それがだんだんとエスカレート、また、アグネスもそれに同調していく。うーん、これって、なんか他人事ではないよね。こんなこと、大なり小なり、あるあると思う。たとえば、ある強迫観念とか、とある宗教にのめりこんだりとか、自分では、すっごくまともだと思っていても、周りからみればすっごくへんだったり。
クライマックスのあの奇妙な部屋、そこまでエスカレートしてしまうなんて。って、なんかこのエスカレートさを見ながら、昨今の止まらない食糧の高騰や、原油の高騰の恐怖がmikiの中にこみあげてきてしまった。それらも、なんかこの映画の二人のようにどこまで行けば止まるのか、正常になるのかなどと思っていた。そんな、精神にぞわぞわ来る映画。
そして、この映画のラスト、アメリカ映画では昨今にないようなラストだと思う。うーん、ずっしり重い。でもさ、エンドのあの画像って、いったい何を象徴しているの?